専門家が解説!中古マンション等の不動産「買取」の流れと注意点

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所有する不動産を売却する時には、不動産会社と媒介契約を結んで、チラシやインターネットで買主を探す「仲介」と不動産会社が買主となる「買取」という方法がありますが、「買取」というとピンとこないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、「買取」の流れをお伝えしながら、注意点について解説していきます。

「買取」の流れ

「買取」の流れ

STEP1:机上による概算査定

まずは簡易査定として机上による概算査定を行います。ここでポイントとなるのは、概算ではあるものの、なるべく詳細かつ正確な情報を伝えるということ。マンション名や部屋の間取り・平米数などはもちろんのこと、管理費や修繕積立金、駐車場や駐輪場の使用料なども伝えておくとなおいいでしょう。特に、管理費や修繕積立金については入居時と変わっていることが多いので、今いくら支払っているかをご確認ください。なお、お急ぎの方はSTEP1の机上による概算査定を省いてSTEP2を行っていただくことも可能です。

STEP2: 現地確認査定(内見)

机上による概算査定を終えたら、不動産会社の担当者が実際にお部屋を確認します(=内見)。「仲介」では、お部屋の整理ができていない場合や汚れがひどい場合は購入希望者が内見した時の印象が悪くなり、なかなか売却できない原因にもなってしまいますが、「買取」の場合は、不動産会社が買主となるため、慌てて大掃除をしたり不要品を処分する必要はありません。
今後の修繕計画などについても、管理組合の議事録を確認したり管理会社に聞くなどして情報を得ておきましょう。他にも、買主が知っておくべき告知事項は包み隠さず伝えることが大切です。あとから不備が発覚すると、最初に提示された買取価格にずれが生じてしまうケースもあります。
そして、もっとも重要なのは、物件内容のほかに売却動機、引渡し時期・要望等の諸条件を説明いただき適切なスケジュール提案を受けてください。不動産売却は、金額以外にも引渡し等のスケジュールが大切です。

STEP3:買取金額と条件の確定

内見が終わったら、下記のような内容を確認します。

  • 買取価格:内見の結果をもとに、価格が提示されます
  • 手付金:買主が買う意志を示すために支払うお金のこと。買取価格の5~10%を提示されるのが一般的です
  • スケジュール:「どのタイミングでどんなお金や書類が必要か」「引渡し時期について」など

説明はただ聞き入れるだけでなく、不明点は納得するまで確認するようにしましょう。また、一般的には売主様が処分しなくてはならない残置物がある場合も、「買取」の場合は不動産会社に相談してみると対応してくれることもあるようですので相談してみるといいでしょう。
“次の引越し資金にあてるために、手付金を増やしてもらいたい”というような希望にそってくれる不動産会社もあるようです。予定や希望はしっかりと伝えて、最善のサポートを受けられるようにしましょう。

STEP4:売買契約の締結・手付金支払

条件の確認ができたら、売買契約を締結します。売却にあたって、売主様が用意するものとしては、登記済権利証または登記識別情報、マンションの管理規約、実印、印鑑証明書、固定資産税納付書、印紙代、本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)などがあります。あらかじめ準備しておきましょう。
一般的には、条件が整ったら1週間以内を目安に売買契約を締結します。この段階で「STEP3:買取金額と条件の確定」で確定した手付金が支払われます。受取方法は預金小切手または現金となります。

STEP5:残金決済・引渡し

抵当権等の登記設定がある場合、繰り上げ返済の手続きだけで2週間ほどかかるので覚えておきましょう。また、相続した不動産を売却する時は、相続登記が終わっていない場合は売却できませんので注意しましょう。
残金の受け取りは、振り込み、小切手、現金から選択できますが抵当権の抹消をする口座に入金するのが一般的です。残金を受け取ったら、鍵を渡して室内確認をしたら引渡しが完了となります。

「買取」は流れがシンプル

「買取」は流れがシンプル

「仲介」で必須となる販売活動や購入希望者による内見がない点などからも、「買取」の流れは比較的シンプルに感じると思います。また、「仲介」では自分の条件だけでなく、購入希望者の条件とどれだけ合致するか、歩み寄れるかというのも重要なポイントです。双方の引渡し時期の希望が1ヶ月ずれただけでも、どちらかが納得できずに契約に至らないことも。「急に現金が必要になった」「◯◯日までに売却したい」「不特定多数の人に内見をされずに売却したい」といったことを条件としている方は、「買取」に向いていると言えます。

納得できる売却を

買主が不動産のプロという点からも煩雑さを感じない「買取」ですが、任せきりではなく、注意事項等は認識しながら進めていきましょう。不動産の売却では大きなお金が動きます。どんな場面でもご自身が納得することが大切ですので、疑問点は必ず質問してクリアにしておきましょう。

納得できる売却を

※掲載の情報は2016年9月現在のものです

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